案ずるより産むがやすしという話

雑談・雑記

謎解きサークルを作ったきっかけ

謎解きに出会ったのは友人Aのおかげ

知り合いにはときどき話をしているのですが、ブログでちゃんとまとめたことがなかったな、ということに今さらながら気が付きました。

そもそも私が謎解きに出会ったのは2017年3月。当時はすでに京都に住んでいたのですが学生時代は東京に住んでおり、大学時代の友人に会いに東京に行ったときにたまたまその友人からSCRAPのリアル脱出ゲーム『宇宙怪獣からの脱出』に誘われたのがきっかけです。

最初にその誘いを聞いたときは、たかだか1時間半くらいのゲームに3,500円も支払うなんて馬鹿らしくない? という世間一般によくあるリアクションをとっていたわけですが、結果見事に沼に落ちてしまいましたね。

「一緒に行く人がいない」問題

謎解き(リアル脱出ゲーム)と運命的な出会いをしてしまったはいいものの、困った問題が起きました。多くの謎解き愛好家の人も同じような悩みを抱えたかと思うのですが、「一緒に謎解きに行く友人がいない」という問題にご多分に漏れず私もぶちあたりました。

学生時代に住んだ東京を離れ、別に地元でもない京都で仕事をしていた私は(まぁこのあたりも意味が分からないのですが)、人間関係といえば仕事関係で完全に完結していました。なので、京都には友人と呼べる人がいません。

かといって会社の人を誘って謎解きに行くのもなぁ…… そもそも、当時介護職だった私は夜勤込みのシフト体制で仕事をしていたので、職場の人ともまったく休みがあいません。さて困った。

めぼしい団体も見つからない。

ということで、次に考えたことは「なんかそういう趣味どうしが集まる社会人サークルとかあるやろ!」ということで、探しました。

当時はmixiで趣味同士が集まるコミュニティもあったようですが、完全に私の中でオワコン化してたのでその発想には至らず、ひたすらGoogle先生に「関西 謎解き サークル」みたいな検索ワードでゴリゴリ探していました。

ジモティなどのサイトでは、同行者募集のようなサイトを見つけこちらからアプローチをかけたこともあるのですが、なんか思ってたんとちゃうなぁ…… ということで、めぼしいものを見つけることはできませんでした。

こうなったら最後の手段

はて困った。こうなったら最後の手段。

自分で作ったれ!

勢いです。

最初は社会人サークル専用のポータルサイトを使って運用していましたが、メンバー同士のコミュニケーションがとりづらいとか規則の面で面倒くせぇ! となり、現在のようにメンバー募集はホームページで行い、メンバー同士のやりとりはLINEで行う方法で回しております。

こう思うと、謎解きに出会わせてくれた友人には感謝してもしきれないわけですが、その友人に言わせれば「そこまでやれとは言ってない」と今でも笑われます。

座右の銘は見切り発車

さて、団体立ち上げの経緯からもわかるように、私は「石橋を叩いて渡る」ということが大変苦手です。考える前にだいたい動いちゃいます。転職活動も、「転職したらどうなるか」というリスク検討より、「とにかく今の仕事辞めたい」という一心で動いてましたしね(結果石川に引っ越すことになるというオチまでつけましたが)

ただ、見切り発車で動いて後悔したことはほとんどありません。謎解きという趣味をどんどん楽しむことができているし、共通の趣味を持つ仲間がたくさんみつかったので当初の目的はちゃんと達成することができています。関西圏はおろか、全国レベルで見てもそこそこ大きな趣味サークルになったのではないでしょうか。

転職活動にしたって、石川に引っ越すことにはなりましたが、なんだかんだ大阪へも自動車やバス、特急サンダーバードを使っていける圏内への引っ越しという、妥協できるレベルの移動で済んだので結果的にラッキーだったというしかありません。プラス思考大事。

思い立ったが吉日!

とにかくやってみることが大事

「こういうことをやってみたい」と思い立つも、実際にリスクとかいろいろ考えて行動に移せないという方もいるかと思います。「こういうのがあるといいのになぁ…… でも自分で作るのも大変だしなぁ……」という考えになるのもよくわかります。

でも、あなたが考えているということは、同じようなニーズは絶対ほかにもあると思うので、難しいこと考えずにYou作っちゃえYo! と声を大にして訴えたい。だいじょうぶ、営利団体とかならまだしも、非営利でゆるゆるやるなら思うほど難しく考えることなんてありません。うまくいかなかったらやめればいいだけの話だしね。

あと、主宰という立場にいるとなにかと悩ましい問題に遭遇することもあるかもしれません。が、私に関して言えば幸運にも私は周囲にめちゃくちゃいいメンバーしかいないのでそんなに遭遇したことはないし、それ以上においしいポジションや役回りをペロッと味わうことができていますので、やっぱりやってよかったなと思うことばかりです。

最初の一歩を踏み出してほしい

団体を作るとかいう大きな話までいかなくても、たとえばうちのような団体に加入したり、加入して謎解きに一緒に行ったりするのって、すごく緊張すると思うんですよね。私がその立場なら、めちゃくちゃ緊張すると思う。

でも、その一歩を踏み出した先に素敵な出会いがいっぱい待っています。私自身、趣味を通じて、そしてこのサークル運営を通じてたくさんの人と出会うことができました。私が団体を作らなくてもほかのだれかが作ってくれているかもしれませんが、今仲良くしてもらっている仲間とは出会うことは絶対できなかったんだろうな。

私はもちろん「謎解きが好き」なのですが、それ以上に「謎解きを、大好きな仲間と一緒にプレイする」ことが好きなのです。それは、勇気を踏み出して最初の一歩を踏み出した人にしかわからないことです。

サークル加入に関することでなくても、何か一歩を踏み出すことに対して緊張してしまうとか、ふんぎりがつかないという方、しんどいのは最初の一歩だけです。踏み出した結果が必ずしもいいものになるとは限りませんが、そのときは気持ちを切り替えて別の踏み出す先を見つければいいのです。

案外、踏み出したらあとは楽ですよ。

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