インサイドシアターとは

あなたが物語を変える演劇

インサイドシアターとは、ただの演劇鑑賞ではありません。オンライン上で演劇を見るのですが、あなたも物語の登場人物のひとりとして、調べ物をしたりアドバイスを与えたりしながら、物語をグッドエンディングに進めていこうというゲームです。

お客さんの介入によって物語の展開が大きく変わっていくという点で、普通の演劇とはぜんぜん違う。お客さんも役者のひとりになれるわけです。

これはインサイドシアターの第一弾『SECRET CASINO』ですが、キャストさんと実際にコミュニケーションをとりながらお話を進めていくので、没入感が半端なかったですね。私も2回ほど出演？させてもらい、本当に楽しかった！

で、今回開催されたインサイドシアターの第3弾は『オンラインパパラッチ』。保険会社「オハローひまわり保険」で起こった横領事件の真相をあばくため、参加者たちは「オンラインパパラッチ」として、監視カメラをにらめっこし真相を暴いていくのです。

そして面白いのは、Twitterでハッシュタグ #オンラインパパラッチをつけて、参加者が監視カメラで見たこと、気づいたことをどんどん投稿することで情報共有していきます。Twitterに投稿された内容によって、物語のエンディングが変わっていくというマルチエンディングの展開となっていたようです。

なんでも過去に開催されたテストプレイでは、1回も同じエンディングにたどりつかなかったという話。これはいったいどうなることやら……という期待と不安が入り混じる中でゲームがスタートしたのでした。

ちなみに、Twitterにいっぱい情報が投稿されているため再演は二度とないと思われるので、当記事でも若干のネタバレが含まれます。当記事を閲覧される方はご注意の上ご覧ください。

今回は6つの監視カメラを見ながら、どの部屋で何が起きているのかを把握していきます。とてもひとりでは無理なので、Twitterを利用しほかの参加者が気付いたことを拾っていきながら状況把握をしていく必要があります。

とにかく、正しい真相を把握するために見るべき場所がいっぱい……！とてもひとりでは追いきれない！はっきり言って、自分で気づいたことより、Twitterを見て「たしかに！」と納得したことのほうが限りなく多かった。よく気づくなぁ……

しかもこの監視カメラ、巻き戻しができない。おい監視カメラとしてそれはどうなんだ、という気がしないでもないですが、とにかく1度見逃してしまうと自分の目では直接内容を確認できなくなり、他のパパラッチたちの投稿に情報を頼るしかないのです。これは注意力とスクショ力が試される……！

例えば、「社長はパソコン苦手なはずなのに、犯人はタッチタイピングでがしがし入力をしていた」とか、「犯人の手の組み方がほかの社員とは違っている」とか、「この文字の書き方はあの人と同じだ」とか、見るべき箇所は本当に細かいところが多い。

そして気付いたとしても、あまりに咄嗟の出来事なのでスクショしたり写真に撮ったりするのが間に合わない！咄嗟の違和感に瞬時に反応してスクショなり写真なり撮れた人は、本当にグッジョブ！と言わざるを得ない。

参加してない人がこのブログを見たら「は？」と思われるかもしれませんが、この横領事件の解決の糸口は、小池百合子東京都知事が握っていました。

私は完全に見逃していましたが、彼女がいなかったら犯人のアリバイを崩すことができなかったかもしれません（自分で書いてても相当意味の分からない文を書いている自覚はあります）

公演終了後、いろんな参加者が「百合子ありがとう！」と感謝のツイートを投稿するという異常事態です。政治批判をするつもりはありませんがコロナ禍のこのご時世、小池都知事が称賛されることなんてこのインサイドシアターくらいだと思います。ほんとに。

百合子「えっわたしがなにかした？世界救った？」
謎クラ「あぁ…… お前はよくやった」#オンラインパパラッチ

— Crow@All Clear!代表 (@Crow_AllClear) January 16, 2021

百合子への歓声 #オンラインパパラッチ pic.twitter.com/eH6AiSbtAr

— Ryu (@poisonapple1234) January 16, 2021

上の投稿写真に潜む「違和感」、あなたはわかりますか…

秘書のNiziU縄跳びダンス、クオリティ高くなかったですか？

感想としては、オンラインリアル脱出大パーティーの企画の中で一番楽しかった、といっても過言ではないくらい、没入感のある楽しい内容でした。

もしこのブログをみて気になる方がいましたら、冒頭でリンクを貼っている『SECRET CASINO』の再演が決定しています！これもすごく引き込まれる公演なので、まだの方はぜひ参加してみてください。

ちょっとした制約はありますが、リピーターでの参加も可能なので、私もリピーター枠で参加してみようかなぁ… とちょっぴり考えていたりします。